勉強会

こんにちは‼ 名古屋市にあります眼科、田辺眼科クリニックの田辺です。

2週続けて週末に台風ですね。
被害を出すことなく、通りすぎてくれるのを願います。
先週、台風の心配がありましたがスタッフと勉強会に参加しました。
年4回の勉強会の第4回でした。
クリニックの先生とスタッフが参加しています。
第3回の勉強会が終わったあと各自が取り組んだ実践の事例を提出するのですが、100個は提出されていると思います。
講義の中で取り上げられるのはごく一部ですので、スタッフと他の事例も共有する時間をもうけます。
がんばっている院長・スタッフの皆さんとご一緒できるのは非常に嬉しいです。
ゲスト講師は石田淳先生でした。
行動分析を基にしたマネジメントについて、著書もたくさんある先生です。
『できない理由は2つ、やり方を知らないかやり方は知っているが続ける方法を知らない』
何度言ってもなかなかできるようにならないなどということはあるのですが、これは個人の能力の問題ではなく、やり方を知らないか続ける方法を知らない、石田先生のお話を聞き、勉強になりました。石田先生のお話を聞いていくうち正直伝えるのもなかなか大変だと思いましたが、石田先生のお話は非常にわかりやすく、行動を細かく分析して伝えることの大切さを知りました。

そして、非金銭的報酬、報われ感についてのお話もありました。非常に興味深かったです。
人はほめられたり報われると、無意識にその行動を繰り返す、やはりほめることや嬉しかったことを考えるのは良くて、そうした方が良いんだと感じました。
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非常に有意義な時間を過ごすことができ、嬉しかったです。
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天野篤先生の講演

こんにちは。名古屋市にあります眼科、田辺眼科クリニックの田辺です。

9月3日、スタッフ3名とともにセミナーに参加しました。
ゲスト講師は、順天堂大学医学部付属順天堂医院院長 天野篤先生でした。
天野先生は、心臓外科医で、2012年天皇陛下の心臓手術を執刀したことでも有名です。
本も出版されています。
スタッフとともに楽しみにしていました。
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講演は非常に勉強になりました。
印象に残っているのは、
・頼まれたことは、引き受ける、だから文章も書くし、講演も行う
・外来でも手術でも待たせないことを大切にしている
 目の前の患者さんを守り、治し、満足していただく医療を目指す
・大原則はすぐにありのままを患者さんに話す、うそをつく人はダメ
後進の育成にも力を注いでいる天野先生、
後進を育成していくうえでは、
適性の確認、知識と経験の提供、彼らとの競争、好機の創出
を行っていく。
そして、
自分の力だけで医者になれたと思ってはいけない。両親、学校、大学の先生、そして国のサポート。色々な人々の支援があって医師免許を獲得したと自覚してほしい。
だから、一生をかけて社会に少しずつ恩返ししていくのが医者の仕事だと思ってほしい。
天野先生のお話は、同じ医療に携わるものとして、非常に響くものがありました。
このセミナーは普段からお世話になっている方が主催するセミナーでしたが、このようなセミナーに参加させていただき、貴重な時間を過ごすことができました。
以下、天野先生が感銘をうけたと公演中紹介してくださった言葉をご紹介します。
前金沢大学医学部付属病院院長 河崎一夫先生の
『医学生へ 「医学を選んだ君に問う」』
という朝日新聞の私の視点に載った記事です。

私自身もこの記事を読み、身が引き締まる思いでした。

ご興味のある方はお読みください。

(記事内容)
 医師を目指す君にまず問う。高校時代にどの教科が好きだったか?物理学に魅せられたかもしれない。しかし医学が大好きだったことはあり得ない。日本国中で医学を教える高校はないからだ。
 高校時代に物理学または英語が大好きだったら、なぜ理学部物理学科や文学部英文学科に進学しなかったのか?物理学に魅せられたのなら、物理学科での授業は面白いに違いない。
 君自身が医学を好むか嫌いかを度外視して、医学を専攻した事実を受容せねばならない。結論を急ぐ。授業が面白くないと言って、授業をサボることは許されない。医学が君にとって面白いか否か全く分からないのに、別の理由(動機)で医学を選んだのは君自身の責任である。
 次に君に問う。人前で堂々と医学を選んだ理由を言えるか?万一「将来、経済的に社会的に恵まれそう」以外の本音の理由が想起できないなら、君はダンテの「神曲」を読破せねばならない。それが出来ないなら早々に転学すべきである。
 さらに問う。奉仕と犠牲の精神はあるか?医師の仕事はテレビドラマのような格好のいいものではない。重症患者のために連夜の泊まりこみ、急患のため休日の予定の突然お取り消しなど日常茶飯事だ。死にいたる病に泣く患者の心に君は添えるか?
 君に強く求める。医師の知識不足は許されない。知識不足のまま医師になると、罪のない患者を死なす。知らない病名の診断は不可能だ。知らない治療を出来るはずがない。そして自責の念がないままに「あらゆる手を尽くしましたが、残念でした」と言って恥じない。
 こんな医師になりたくないなら、「よく学び、よく遊び」は許されない。医学生は「よく学び、よく学び」しかないと覚悟せねばならない。
 医師国家試験の不合格者はどの医学校にもいる。全員が合格してもおかしくない医師国家試験に1,2割が落ちるのは、医師という職業の重い責任の認識の欠落による。君自身や君の最愛の人が重病に陥った時に、勉強不足の医師にその命を任せられるか?医師には知らざるは許されない。医師になることは、身震いするほど怖いことだ。
 最後に君に願う。医師の歓びは二つある。その1は自分の医療によって健康を回復した患者の歓びがすなわち医師の歓びである。その2は世のため人のために役立つ医学的発見の歓びである。
 今後君が懸命に心技の修養に努め、仏のごとき慈悲心と神のごとき技を兼備する立派な医師に成長したとしよう。君の神業の恩恵を受けうる患者は何人に達するか?1人の診療に10分の時間を掛けるとしよう。1日10時間、1年300日、一生50年間働くとすれば延べ90万人の患者を診られる。多いと思うかもしれない。だが日本の人口の1%未満、世界の人口の中では無視し得るほど少ない。
 インスリン発見前には糖尿病昏睡の患者を前にして医師たちは為すすべがなかった。しかしバンチングとベストがインスリンを発見して以来、インスリンは彼らが見たこともない世界中の何億人もの糖尿病患者を救い,今後も救い続ける。
 その1の歓びは医師として当然の心構えである。これのみで満足せず、その2の歓びもぜひ体験したいという強い意志を培って欲しい。心の真の平安をもたらすのは、富でも名声でも地位でもなく、人のため世のために役立つ何事かを成し遂げたと思える時なのだ。

平成29年第2回読書感想文発表会

こんにちは。名古屋市にあります眼科、田辺眼科クリニック田辺です。

さて、お子さま達は夏休み、当院も15日まで夏期休暇をいただいていました。ありがとうございました。
夏休みと言えば、自分で日々の過ごし方を考え、時間を使う大切な期間だと思います。
当院のスタッフも様々な過ごし方をし、16日から元気に出勤してくれています。
お子さま達は夏休みには宿題があり、その中に読書感想文があるのではないでしょうか?
もう宿題は終わっているでしょうか?
当院も一年に二回、読書感想文発表会を行っています。
夏期休暇の前に今年二回目の読書感想文発表会を行いました。それぞれが好きな本を選び、その本を選んだ理由、その本を読んで感じたことを発表します。
今回皆が選んだ本です。
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毎回皆が選ぶ本を楽しみにしています。
本を読むと、自分とは違う考え方を知ることができ、新しい発見もあります。
私自身は本を読む時間を非常に大切にしています。
本を読むのは楽しいです。
スタッフの皆にも少しずつで良いので本を読む習慣をつけてほしいと思っています。
いったい一生の間に何冊本が読めるでしょうか?
なるべくたくさんの本と出会ってほしいと願っています。